カナダ留学 〜語学学校の選定〜

こんにちは、ヴァイオレットです。

初めての海外留学に選んだ場所は、カナダのウィスラーだとお話しましたが、じゃあどうやって学校を自分で見つけたのか、何を基準に学校を選んだのか、というところをご紹介しますね。

語学学校の選定

英語学習のタイプ

英語学習にもいろいろとタイプがあり、大きく分けると下記3つになります。どの英語学習が自分に必要なのかをまず考える必要があります。大体の目安にしてください。

コミュニケーション英語（初級〜中級程度）：日常会話を中心とした英語学習（口語表現など）
ビジネス英語（中級〜上級）：ビジネスシーンで使用する英語学習（ビジネススキル、インターンシップも含む）
アカデミック英語（中級〜最上級）：大学・大学院進学用の英語学習

補足：アカデミック英語は、論文やレポートなど大学で必要とされる学術文書を書くための英語になるため、大学・大学院進学を目指している人が主に受講しています。コミュニケーション英語やビジネス英語とは異なり、日常会話用の英語ではないため、進学を検討しない限りは選択肢に入れる必要はありません。

英語のレベル

カナダでは、英語のレベルが下記のように細かく分かれていました。日本人の場合、リスニングと会話力が弱いので、大抵は初級レベルあたりから学習するケースが多いです。

初心者レベル
初級レベル（下、中、上）
中級レベル（下、中、上）
上級レベル
ネイティブレベル

最近はIELTSやケンブリッジ英語検定結果でレベルを判定しているところが増えてきているようです。大学や大学院進学の場合でも、TOEICでなくてもIELTSやケンブリッジ英語検定の規定レベルを取得していれば良い場合があるそうです。

語学学校のタイプ

カナダの語学学校には、公立運営の語学学校と私立運営の語学学校があり、私立の語学学校が過半数を占めています。

私立の語学学校では、主にコミュニケーション英語を教えているところが多いです。学校によっては、ビジネス英語も上級レベルとして教えているところもありますが、ビジネス英語を専門で教えている学校もあります。私立の語学学校では体験授業（トライアル）を設けているところが多数あるので、学校の雰囲気やカリキュラムを事前に確認することができます。トライアルの時にレベルチェックテストもしてくれるところがあるので、どんな教材を使って学習するのかなども教えてくれます。

公立の語学学校とは、大学やカレッジに付属の語学プログラムになります。アカデミックな雰囲気が好きな人には初級レベルであれば、コニュニケーション英語として習うのも良いです。ただし、学校によっては、試験を受けて合格しなければ参加できないプログラムがあるので、公立の語学学校を検討するのであれば、中学レベルの英文法はきちんと勉強しておきましょう。ちなみに、公立の学校ではビジネス英語を教えているところはほとんどないかもしれません。公立の学校で提供しているビジネス系の学習講座をネイティブ・スピーカー（現地の人）に混じって受講することになるので、ハードルが高い可能性があります。参加を検討したい場合は、公立学校の窓口で相談するのが良いです。

語学学校の選定

英語学習のタイプや語学学校のタイプ、英語のレベルなどで大体どんな感じの留学がいいのかイメージがわきつつあるのではないでしょうか？ここでは、滞在期間や目的によってどんな選定がかんがえられるのかを記載していますので、参考にしてください。

短期留学の場合（1週間〜6ヶ月未満の滞在）

英語のレベル（初心者〜初級）

選択肢がたくさんあります。公立でも私立でもどちらでも選択可能ですが、留学先で何をしたいのか、どんな環境で留学を楽しみたいのか、を明確にすれば、有意義な時間をすごせると思います。

英語のレベル（中級〜上級）

ただ留学を楽しみたいだけであれば、私立のコミュニケーション英語の学校でも良いですが、ビジネス英語の語学学校でインターンシップを経験するのが良い経験になるかもしれません。また、専門的な内容（ネイル、エステ、ビジネス、コンピュータなど）を教えている学校で学ぶのも良いですね。

ワーホリの場合（1年間の滞在）

英語のレベル（初心者〜初級）

せっかく1年間働けるビザがあるので、コニュニケーション英語を3ヶ月くらいである程度習得して、現地で働くのが良いですね。働ける期間が6ヶ月以上ないと、なかなか雇ってもらえないので、すばらくコミュニケーション英語を習得しましょう。

英語のレベル（中級〜上級）

現地に慣れるという意味で1〜2ヶ月ほど、コミュニケーション英語またはビジネス英語を学んでから、現地の会社でインターンシップをして現地での経験を得てから仕事を見つけて働くのが良いですね。

長期留学の場合（6ヶ月以上の滞在）

長期留学の場合は、大抵現地の大学や大学院への進学を目標にしている人か、将来的に移民を考えている人ではないかと思います。現時点の英語レベルに関係なく、生活に必要な英語力（現地で何があっても生きていけるレベル）を手に入れなければなりません。コニュニケーション英語は1~2ヶ月程度にして、公立の学校で提供している移民者向けの語学プログラムに入るか、私立の語学学校でビジネス英語を習ってインターンシップを経験するかした方がいいです。短期留学やワーホリと長期留学とでは、求める英語力のレベルが全然違うからです。